
FEW JP 様
時間に追われるチームメンバーへ、モチベーション可視化で相互理解を促進
組織心理学に基づいて開発されたモチベーター・アセスメントとエンゲージメントのサーベイを用いて、個人や組織、チームのモチベーターを可視化・改善するAttuned が3分でわかる資料です。
ダウンロードはこちらあなたの組織では上司と部下の1on1ミーティングは実施されていますか?
1on1ミーティングは、特にコロナ禍以降に取り組みが加速し、諸々の調査では実に7割の企業で取り組みが進んでいるそうです。そこで、弊社にはどうしたらより良い1on1が実現できるか?というお悩みが寄せられています。例えば、「組織的に1on1が導入されたがHOWがない」「雑談ばかりでストレスに感じる」「結局、いつもの業務の話ばかりになってしまう」などが挙げられます。
1on1を含め、コミュニケーションに唯一の正解はありませんが、1on1ミーティングを導入していく上でのポイントを押さえておくことで、より意味のある社内コミュニケーションが実現できます。
本稿では、日本における1on1ミーティングの達人の智慧から、1on1ミーティングの極意を学んでいきたいと思います。
人材育成の専門家である小杉俊哉氏(THS経営組織研究所 代表社員・BBT大学大学院客員教授・慶應義塾大学大学院講師)は、上司・部下の関係性をつくるうえで欠かせないのが、「日頃の承認や称賛をすること」と指摘し、そのための場として1on1ミーティングを活用するべきと説きます。
新型コロナウイルスの流行によってリモートワークが主流となり、上司と部下の関わり方は大きく変化しました。小杉氏は、リモートワーク下において"対話の力"が生産性とエンゲージメントに直結すると強調しています。
直接顔を合わせる機会が減ったからこそ、1on1ミーティングを活用し、上司と部下が双方向に信頼関係を築くことが重要です。特に「関係の質→思考の質→行動の質→結果の質」という好循環を生み出すには、日頃の承認や称賛が欠かせません。
些細なことでも肯定的にフィードバックを受けることで、「自分は認められている」「上司はきちんと見ていてくれている」と部下が感じられ、業務へのモチベーションやエンゲージメントが高まります。
ベストセラーになった「ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法」(ダイヤモンド社)著者で、Zホールディングス株式会社 シニアアドバイザーの本間 浩輔氏は、「1on1を通じて関係の質が向上すると、結果的にコミュニケーションが取りやすくなる」と説きます。
上司は「部下としっかりコミュニケーションを取れている」と思いがちですが、部下側の実感とは必ずしも一致しないことがあります。1on1という定期的な場を設けることで、部下が意見や悩みを遠慮なく伝えやすくなり、上司が気づかなかった問題や課題を把握しやすくなるのです。
上司と部下の間に"話す習慣"が生まれることこそ、1on1がもたらす大きなメリットの一つだと言えるでしょう。
さらに本間氏は、1on1を"社員の成長を促す場"として位置づけることの大切さを指摘しています。
大人は経験から学ぶとよく言われますが、多忙な日常の中では自分一人で適切に振り返り、学びを次へ活かすのは難しいもの。そこで上司が"壁打ちの相手"となり、部下の経験を共に振り返るサポートをすることで、社員の学習サイクル(PDCA)を加速させるのです。
また、社員の成長は会社の成長そのものにつながるため、1on1を定期的に実施し、部下が「自分の考えをじっくり整理しながら話せる」「上司からのアドバイスや質問を通じて新しい視点を得られる」と感じられる環境づくりが重要とされています。
特に「爆速」という言葉が示す通り、素早く行動し、素早く失敗し、素早く学ぶというPDCAの短いサイクルを回すことが効果的です。そのためにも1on1の頻度は高め(たとえば週1回程度)に行うことが推奨されます。
ここでは、1on1で欠かせないフィードバックの方法について共有します。本間氏によると、フィードバックにはネガティブとポジティブの両面があり、それぞれのタイミングと伝え方に気を配る必要があるそうです。
ネガティブな指摘がある場合、上司が落ち着いたタイミングで、なぜ問題が起きたのか理由を一緒に考えることが大切です。即時にフィードバックするのも有効ですが、少し時間をおいてから1on1の場で丁寧に話し合うと、部下も冷静に状況を見直せるようになります。
一方で、真面目な上司ほどネガティブな指摘に偏りがちで、ポジティブなフィードバックがおろそかになりがちです。
しかし、部下が"できている部分"を上司が意識的に見つけて伝えるだけでも、部下のモチベーションは大きく向上します。わずかな行動の変化や成果であっても、「ここはすごく良かった」と承認してもらえることで、「自分は成長している」「上司に見てもらえている」という実感を得ることができるのです。
リモートワークの普及に伴い、1on1が必要とされる背景はますます明確になっています。1on1という対話の場があることで、上司と部下の信頼関係が強化され、仕事の本質的な課題を共有でき、コミュニケーションの質が向上します。
さらに、1on1を"成長のための場"と位置づけて実行すれば、部下のPDCAサイクルを高速で回せるようになり、ひいては組織全体の成果向上につながります。その際、ネガティブ・ポジティブを含めたフィードバックをバランス良く与え、部下が前向きに学びを深められるような関わり方が求められるでしょう。
1on1は、ただ定期的に時間をとればいいというものではありません。
部下が話しやすい雰囲気をつくる、部下の経験を上司がともに振り返る、ネガティブな面だけでなくポジティブな面もこまめに承認する――こうしたポイントを押さえることで、1on1は真の成長エンジンとして機能するはずです。上司と部下が同じゴールを見据えながら、互いに理解を深め合う場としての1on1を、ぜひ有効に活用してみてください。
Attunedのモチベーション可視化サービスは1on1を円滑に、より効果的に実施するためのTIPにもなります。Attunedと共により良い1on1を実現しませんか?
動画出典
Attuned「リモートワーク時代に1on1ミーティングが必要な理由とは?」
Bizlogue「1on1の効果 第一弾 コミュニケーションが取りやすくなる?関係の質?」
Bizlogue「1on1の効果 第二弾(前編) 社員の成長が会社の成長の源泉!1on1で成長にどう影響があるのか?」
Bizlogue「1on1の効果 第二弾(後編) 上司が真面目だとネガティブになりがち?1on1でのフィードバックとは?」
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