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東日本旅客鉄道株式会社 様
個人に「応じて、適切な」動機づけを行う人材育成にAttunedを活用
組織心理学に基づいて開発されたモチベーター・アセスメントとエンゲージメントのサーベイを用いて、個人や組織、チームのモチベーターを可視化・改善するAttuned が3分でわかる資料です。
ダウンロードはこちらやる気が起きない、モチベーションが上がらない・・・。そんなとき、自分のモチベーションを上げる"スイッチ"がどこにあるのかを考えてみては。
インターネット上ではやる気を起こすコツ=「やる気スイッチ」の数々が紹介されていますが、自分のモチベーターを認識した上で自分に合った「やる気スイッチ」を押すことが効率的です。
また、自分の業務をそつなくこなせる人は世の中に多くいますが、部下や同僚をやる気にさせて組織の業績を上げるモチベーターになるにはどうしたらいいのでしょう。
世の中で言われているモチベーターややる気を高める教訓についてまとめつつ、私たちのリサーチから得たノウハウをご紹介しましょう。
私たちが「やる気のある状態」になっているのは、どのような時でしょうか?
脳科学者たちは、ドーパミン、アドレナリン、セロトニンなどの神経伝達物質の中でも、やる気が高まるのは「ドーパミンが出ているとき」であることを突き止めました。
したがって自分のやる気を上げるには、脳がドーパミンを出すような行動や環境を実現することが良いでしょう。
やる気を高めたり、優秀な人を生かして組織の目標を達成していく役目の人や要素を「モチベーター」と呼びます。あなたの周りにも、周囲をやる気にさせるのが上手い人がいるのではないでしょうか。そのような人のことを「モチベーター」と呼びます。
また、自然とやる気が出ること(人によって違いますが、例えば、読書やランニング、プールなど)も「モチベーター」と呼ぶことができます。とにかく、自分を奮い立たせてくれたり、ゾーンに入らせてくれたりする人や環境、自分の行動などを「モチベーター」と呼びます。
重要なことは、内発的動機、つまり物事のプロセスの中で自然に湧き上がってくるポジティブな感情の動きを理解することです。
世界的大手の調査会社ギャラップは、日本の会社で「熱意ある社員」は6%、「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」の割合は24%、「やる気のない社員」は70%だったという、衝撃的な数字を発表してます。これは、日本の会社には周囲に良い影響を及ぼすモチベーターであり得る人が19人にひとりしかいない、という現状を示しています。
そのため、あなたが仕事を含む様々な場面でモチベーターの不在に困っているのであれば、自分のモチベーションを自分で上げることができる人、つまり「セルフモチベーター」になることが最短の解決策になるでしょう。
それでは、やる気やモチベーションを高めるために何ができるでしょうか。また、仕事や勉強においてセルフモチベーターであるためにはどのような手段があるのでしょうか。
やる気を上げるためのTips、仕事のモチベーション、勉強のモチベーションという順番でご紹介します。
逆説的ですが、脳科学者の茂木健一郎さんは「やる気を出そうとすることは無駄」と指摘しているそうです。とにかくやってみることで、人間は適応し、作業効率が上がってドーパミンが出てくるのだといいます。
この指摘には、共感できる人も多いのではないでしょうか。一度「避ける」と、ますます「避け続け」たくなるものです。「取り組みやすそうな部分を少しだけでも手をつけて、自分の内にあるモチベーターを起動させることが大切だ」と、米国の起業家で臨床心理学者でもあるスティーヴは著書で指摘します。
そもそも、「やる気」という言葉はすぐに問題に手をつけない、やる気を出すコツを知らない人間によって作られた虚構だと説明している方もいます。行動を起こすことによってこそ、やる気は出るということでしょう。
自分がやり遂げたいことに対して誰かに監督してもらうことや、グループに参加して相互に監視すること、メンターやコーチを雇ってモチベーターのいる環境をつくり出すということができるでしょう。
例えば、英語学習であればSanta Toeicのコーチングプログラムが人気です。コーチが二人三脚で数ヶ月間みっちり自己学習を支援してくれるモチベーターの役割を担ってくれるため、結果を出す人が続々現れています。最近のトレンドとして、このようなオンライン上のコーチングや仲間同士で監督し合うモチベーターのコミュニティが無数に立ち上がっています。
先ほど紹介したスティーブは、「意思の力を利用しようとするから辛いのです。」と説明します。つまり、やる気を「やり遂げたい」という個人的な意思の力から生じさせるのではなく、そうせざるを得ない環境をあえてつくり退路を断つことも効果的ということです。
極端な話ですが、こちらの本を書いた慶應大学特任教授の小杉俊哉さんが「30歳を転機として借金をして米国に留学し、その後はその借金を返しながらアップルなどで最速でキャリアを自らつくりあげた」とおっしゃっていたことは印象的でした。
究極的なセルフモチベーターは、彼のような人やスポーツ選手でしょう。才能だけでは実現し得ない高みを得るため、自分を追い込んで一つのことに取り組む天才です。
では、普通の人に何ができるでしょうか?
先に指摘したように、取り組みやすいタスクを少しだけ進めることで心のハードルを低下させ、自然とモチベーターを起こさせるような状態を整えることができます。他にも、やると決めたことを予定表に簡潔にまとめたり、アラームをセットしたりできます。
どの方法にも共通する重要なことは、自分の価値観を理解することです。それに合ったモチベーターを身の回りに設けたり、自身のモチベーションをアップさせる行動を意識的に取ることこそが、セルフモチベーターになるために必要だからです。
やる気の仕組みとやる気の上げ方を把握したところで、次はあなたが職場でモチベーターとなって"仕事の自分"と"チーム"のモチベーションをコントロールするための方法を考察していきます。
前提としては、自分の仕事について「やらされ感」によって仕事をしているのではない、という認識が必要です。誰かに命じられたからやるのではなく、自分で職場を選んで今ここにいることを改めて認識しましょう。
まず、仕事において自分のやる気を高めるためには何ができるでしょうか。
先ほど挙げた「とにかくやってみる」という方法の他に考えられる手段としては、ご自身の得意な仕事とやりたい仕事を別々に考えた後、共通するところを見つけて近づけるという方法があります。
就職活動のときに「自己分析でCan/Will/Mustを重ねてみましょう」とよく言われますが、仕事をキャリアのWillに近づける努力を勝手に始めてみるのです。それが難しい場合、転職が視野に入ってくるわけですが、日本企業の場合は社内で転職することも一つの方法になるでしょう。
次に、上司として部下のモチベーションを高めるためには何ができるでしょうか。
最も大切なことは、部下をよく観察し、価値観を知ることです。セルフモチベーターになるために、自己分析や自分の価値観の理解が重要であったように、部下には部下の「大切にしたい価値観」があり、それに基づいたモチベーターの有無がモチベーションに関わっています。
部下が大切に思っている価値観は上司とは同じではありません。それが違うから様々な問題が生まれてきます。価値観の違いを知り、部下のモチベーターとなる価値観を刺激してやることは、「やる気スイッチ」を押す行為にあたるのです。
例えば、部下が興味を持っている話題を振ってみましょう。上司の昔話ではなく、部下の昔話を聞いてやる、くらいの覚悟が必要でしょう。ただ聞くだけではなく、部下の仕事における価値観をよく知り、それに関連した成功談を引き出すのも良いでしょう。
筆者の先輩が書いたこちらの記事で紹介しているように、飲みに行って心を開くという「飲みニケーション」が機能しなくなっている現代には、上司と部下との信頼関係の構築にも1to1マーケティングのような視点が必要なのです。
当然、上記のテクニックは上司だけではなく同僚でも使えます。
同レベルの入社年次であれば共有できる話題が広いぶん、暗黙的に自分の価値観やモチベーターと相手のそれが同じだと思い込んでいることも多いのですが、改めて観察してみると大きな違いが見つかるかもしれません。自分と同僚のモチベーションに関する相違点を認識し、それを考慮した役割分担やコミュニケーションを実践すレバ、あなたはもう同僚のモチベーターです。
最後に「ウチのチームはまじめだけど、モチベーションの低い社員ばかりで・・・」と、感じたことがある方は多いのではないでしょうか。
これは客観的なデータによっても示されています。再掲ですが、世界的大手の調査会社ギャラップは、日本企業における仕事のモチベーターは19人にひとりしかいないという調査結果を出しています。先進国中最低の評価を得ている事実は、日本の組織が自らの制度と組織文化によってモチベーターを減らしてしまっているということを意味します。
組織文化は、そこにいる人の価値観と組織のビジョンで決まります。例えば、高い創造性が求められる職場では、チームメンバーは創造的であるための行動選択ができる環境にいる必要があるでしょう。
つまり、モチベーターによる動機づけの要因と、働きやすさを向上させる「衛生要因」の両方のマネジメントが組織マネジメントには求められていると考えられています。
職場でのモチベーションコントロールの次は、勉強のモチベーションアップに関する方法をご紹介します。
「なんとなくこの資格があるとよさそうだから」「時間を有効に使ってみたいから」といった曖昧な目的から始まることも多い勉強に対して、高いモチベーションを引き出す「セルフモチベーター」であるためにできることは何でしょうか。
多くの人が職場では仕事に集中することに、家ではくつろぐことに慣れているのではないでしょうか。自分の好きなことを好きなようにできる自宅で、突然スイッチを入れて勉強を始めることは誰にとっても難しいものです。
そこで、カフェや図書館など気分転換ができるような場所に移動することが有効です。外出が億劫な場合は、自宅の中で「集中するときにだけ使うスペース」を決めることで同様の効果を感じられるでしょう。自分の体と頭がどのような環境でオンオフを切り替えるのか、実験をしてみることで潜在的な自分の価値観を見つけられるかもしれません。
25分間勉強し、5分間休憩することをポモドーロテクニックと呼びます。
このテクニックの特徴は、25分間の作業時間が終わったらいかに作業が中途半端でも5分休憩するという点です。東京大学医学部卒で医学博士の森田敏宏さんが「目標時間を設定すると、さらに集中力が増します。何度も繰り返すようなルーティンであれば、毎回記録の更新を目指しましょう。自己ベストが出たら、それ自体がご褒美になります。」と述べているように、時間制限があることで自然とモチベーションや作業効率が上がるからです。
また、一見頻繁に休憩を取ることは時間のロスのようにも思えますが、適度に休憩ができることでタスクそのものに対する抵抗感が軽減し、「取り組み始める」ことが得意になっていきます。スタートが容易になって、ドーパミンが出れば、自ずとモチベーションややる気もアップします。
休暇の活かし方として挙がることも多い勉強に、あえてお金をかけてみましょう。
例えば、有料のコワーキングスペースを決まった曜日に予約したり、語学であればオンラインスクールに通ったりすることができます。「やる気はあまりないけど、お金がかかっているから行かなくちゃ」という外的な要因のおかげで、最難関の「取り組み始めること」ができるのです。これは先ほどの「モチベーターのいる環境を作る」や「自分を追い込む」にも関連しています。
このような追い込み型の手段は、競争心や成長心といった要素が重要な価値観、つまりモチベーターである人に特に効果的であると考えられます。
仕事には報酬という明確な目標がある一方で、勉強はそうとは限りません。
「仕事はうまく進められるのに、資格勉強が続かない」という方は、目標や計画性に重きを置きたいタイプなのではないでしょうか。期限を設けたり、スクールに通うことで勉強のモチベーターを増やしてみると良いでしょう。
また、仕事では人間関係という課題があるのに対して、勉強は基本個人活動です。
「勉強は好きだけど仕事は嫌だ」という方は、安心感や独自性、自立心に価値を感じるのかもしれません。こうした人は、リモート出勤や一人でできる作業を積極的に引き受けてみることでモチベーションがアップするでしょう。
仕事でも勉強でも、自分の価値観を知ることで、モチベーションを引き上げる方法はいくらでも思いつきます。
自分や部下、同僚の価値観を知ることによってモチベーターの要素を把握し、そのスイッチを押すような行動をすることで、あなたもモチベーターとなれるということを理解いただけましたでしょうか。
では、その価値観やモチベーターとなる要素をどのように理解するのが適切でしょうか?人の心の内側にあるものを分解して認識することは、難しい作業のように思えます。
あなたの価値観は、ワクワクすることでしょうか、正直であることでしょうか、冒険心をくすぐられることでしょうか、信頼できることでしょうか、コミットすることでしょうか。
第1の手段は、こうした形容詞を思い当たる限り挙げてみることです。はっきり言って、これに勝るものはありません。自分や相手が心惹かれる価値観についてのヒントが隠れているからです。
具体的な確立された手法をご希望の方には、キャリアを主体的に作っていける人材になることを目的とした、キャリア自律研修もお勧めします。
第2の手段は、Attunedを利用することです。Attunedとは、今日の心理学の基礎を作ったユングを生んだハンガリーを中心とした東ヨーロッパの心理学者による研究結果をバックボーンとする東京発のサービスです。10分のテストを受けるだけで個人の価値観がわかり、チーム全員が回答するだけでチームの組織文化がわかります。
個人の価値観を支配している「内発的動機」について知り、セルフモチベーターやチームのモチベーターとなることが、変化の激しいVUCAの時代の職業的成功の鍵になると考えられています。それぞれの価値観を知り、それに合った方法でモチベーションをコントロールしてみましょう。
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