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東日本旅客鉄道株式会社 様
個人に「応じて、適切な」動機づけを行う人材育成にAttunedを活用
組織心理学に基づいて開発されたモチベーター・アセスメントとエンゲージメントのサーベイを用いて、個人や組織、チームのモチベーターを可視化・改善するAttuned が3分でわかる資料です。
ダウンロードはこちらAttunedをうまく使いこなしているパワーユーザーの方を取材するため、角川ドワンゴ学園 N中等部 秋葉原キャンパス長 多胡潤一様にお話を伺いました。
多胡様は、中学校教諭、冒険をテーマにした野外教育の取り組みをご経験され、2020年よりN中等部にて感情トレーニングや思考トレーニングなど「21世紀型スキル学習」のメンター(教職員をメンターと呼びます)としてご活躍されています。
多様な経験をお持ちの職員の個性を生かしたマネジメントを実現したい。
1on1ミーティングにて、Attuendでわかる内発的モチベーションを相互開示。
最高の教育を提供するモチベーションの高い職場づくりを実現。
秋葉原キャンパスに所属する教職員は、多様な経歴を持っています。野外教育でのご経験のある多胡様ご自身だけでなく、アート教育をご専門にされた先生や、海外での人材教育を経験された方、元体育教諭など多彩な人材をマネジメントする必要がありました。
多胡様は「私の教育の信条として、ほめる・叱るをできるだけ行わない教育に取り組んできました。それだけに、教職員に対しても個性を生かした教育のできる環境づくりを、キャンパス長として常に心がけています」と語ります。
それだけにひとりひとりの先生の個性を生かしてもらうために腐心されていますが、自分が良いと信じるスタイルのコミュニケーションだけでは限界を感じることもあったそうです。
多胡様は月に1回、1on1ミーティングを行いひとりひとりの職員と向き合う時間を設けています。
Attuendが導入されたタイミングで、多胡様は「組織カルチャーマップ」を使って、秋葉原キャンパスのメンバーのモチベーターを比較してみました。そこからご自身との比較によって得られたのは以下のような気付きでした。
「ある部下は『競争性』のモチベーターが必須で、自分とは逆の結果。賞罰によらない教育をモットーにしていることもあり、競争的な環境を作らないよう努めてきたことが、その部下のモチベーションにつながっていない可能性があるのではないか」。
こう考えた多胡様は、1on1でこのような話を切り出すことにしました。「KPIを達成していくにあたって、過去の自分と競争して、それまでの自分を超越していっていただきたい。」
その結果、競争性のモチベーターが高い職員は仕事に対するモチベーションが向上。教職員同士でのコミュニケーションも向上し、生徒によりよい教育環境を届けることができるようになったと感じています。
Attunedで分析できる組織カルチャーマップ(写真はイメージ)
他にも、海外での人材育成を経験後に着任された先生との関係についても、当初は不安に思っていたそうですが、必須モチベーターや中立モチベーターを参考にしながら積極的にコミュニケーションをとったところ、人となりの理解が早期に進んだそうです。
「彼の場合、ステータスやファイナンスが中立的で、フィードバックが必須。話しているうちに彼が求めていることは"冒険"なのだということがわかりました。ワクワクする未来の話をすることがモチベーションにつながるのです」
また授業の担当を決める際にもモチベーターを参考にされています。利他性や創造性が必須の方にはアート教育での活躍の場面を増やし、生徒指導では成長やステータスが必須のご自身が担当されています。
N中等部の授業のスタイルでは、ひとつの授業に常に数名の教職員が参加することで授業の品質が保たれる仕組みになっていますが、指導経験の少ない先生でも「自分のモチベーションを理解したうえで生徒とコミュニケーションをとることは、教えることの自信に繋がる」効果もあるそうです。
多胡様は、Attunedが分析する個人単位のモチベーションに注目することの重要性についてお話しくださいました。
「教諭として成功経験を重ねるほどに、マネジメントの仕方、生徒の関わり方まで、このやり方がベスト、という一辺倒の考え方になりがちな面があったたように思います。しかしAttunedを使ってみて、一人ひとりモチベーションを感じるところが違う、という理解を持つようになりました。いまでは、Attunedの情報を手がかりとして職員の動機づけを踏まえたうえで、私が目指すリーダーシップの実現を同時に行えているという手応えがあります」。
また、最近ではご自身のモチベーションアップのヒントにもしていただいているそうです。「自分のモチベーターでは、成長が必須です。これまでにも迷った時には、どちらが成長につながりそうか?と考えてきたことを思い出し、いま目の前でしなければならない決断に自信が持てるようになりました。自分自身のモチベーションをアップさせられないと、部下を勇気づけられませんしね」。
最後に、忙しい教務のなかでも、Attunedを活用していくコツについて伺いました。
「忙しいからこそ、目の前の仕事を自転車操業で乗り超えるのではなく、たとえ10分であっても、きちんと時間をとってモチベーターレポートをスタッフで共有し、自己開示し対話のプロセスを進めることが大事だと思っています。強みにだけフォーカスするのではなく、自分の弱点も含めてさらけだし、対話を通じて人間関係の気づきを得ていくことが、最高の教育を提供する環境づくりのために、大切なことだと思います」。
参考:
学校法人ドワンゴ学園 N中等部「21世紀型スキル学習」
https://n-jr.jp/net_course/curriculum/21st_century_skills/
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