Attuned

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利他性がチームにバランスをもたらす

物心ついたときから、ゲームは私の人生の大部分を占めていました。いとこが持っていた旧式のプレイステーションで、4枚組の豪華版である『ファイナルファンタジー7』を初めてプレイしたことを今でも覚えています。その時私が最も興味を惹かれたのは、すべてのキャラクターが明確な役割と独自のスキルを持っていること、そしてそれが戦闘時にチームにとって素晴らしいバランスをもたらすことでした。

Attunedの姉妹会社であるWahl+Caseに入社して数年が経ち、新しくチームに入ってくるかもしれない候補者と面談する機会が多くありますが、その際に必ず聞くことがあります。「もしRPGゲームを始めるとしたら、デフォルトのキャラクターにはどのクラスを選びますか?」

なぜこの質問をするかというと、キャラクターのクラスを選ぶことで、その人のことがよくわかるからです。例えば戦士クラスで始める人は、競争心が強く、率先して行動するのが得意な人が多いようです。しかし私はいつもヒーリングクラスからスタートします。最初は弱そうに見えるかもしれませんが、ヒーラーがいない状態でボスモンスターと戦うことを想像してみてください。無理ですよね。ヒーラーは最も魅力のないクラスに見えますが、長い戦いでは常にキーとなる存在です。

私にとっての「利他性」とはこのようなものです。

困ったときの味方

利他性は私のモチベーションの上位を占めています(82%)。つまりオフィスの内外を問わず、人を助けるために時間と労力を費やすことに喜びを感じています。仕事では、難易度に関係なくコンサルタントがお客様から依頼された案件の候補者を探すお手伝いをしています。クライアントは私の役割を認識していないので、このようなことをしてもクライアントから感謝されることはありませんが、私が見つけた候補者がコンサルタントやクライアントが求めているものであることに満足しています。

利他性はプライベートににおいても私の行動の多くを支えています。電車の中でお年寄りに席を譲ったり、友人の引っ越しを手伝うボランティアをしたり、時間があれば人を招いて手料理をふるまったりします。どれも見返りを期待してやっているわけではありませんが、このような行動をとることで分かち合いや優しさを求める雰囲気を作ることができるのではないかと期待しています。

また助けが必要なときに私がぜひ頼ってほしいと思っていることを知ってもらうための良い方法でもあり、信頼、共感、親密さを築くための方法でもあるのです。

利他性のデメリット

しかし利他性をモチベーションの最上位に据えることにはデメリットもあります。例えば、すべての人があなたの期待通りの反応をするとは限りません。「GIVE & GIVE」というコンセプトに懐疑的な人もいるからです。

利他性は適切に管理されなければ、犠牲を伴うこともあります。他人のために自分の時間を割くことに前向きな人は、自分の仕事に悪影響を及ぼす可能性があります。また利他的な性格を利用して、責任範囲外の仕事を押し付けてくる人がいるかもしれないことにも注意しなければなりません。

そのためには時間管理が重要です。利他性とは自分のことよりも他人のことを優先することですが、自分の目標や義務を明確に見据え、同僚や友人を助ける前にそれらを優先するための時間を確保することも重要なのです。

利他性を効果的に利用する

利他性のスコアが高い人は、正しく育成・管理されていれば、企業が心理的安全性の雰囲気を醸成するのに役立ち、画一的な「ロボット」ではなく、補完的な個人からなるチームを構築することができます。世界で最も優れたアイデアは、通常一人の個人から生まれるのではなく、多様なチームの総合的な調和から生まれるものです。

ぜひご自身のチームを、ゲームで戦うグループのように考えてみてください。そしてお互いをサポートしてゴールに近づけるような、異なる価値観やスキルセットを持つことがいかに重要かを覚えておいてください。

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Sam Chen

Community Team Leader, Wahl+Case

Intrinsic Motivator Report

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