Attuned ライターフェローシップ 内発的動機を知る旅のハイライト
50,000米ドルのグローバルコンペティション「The Attuned Writer Fellowship(Attuned ライター フェローシップ プログラム) 2021/22」が終了しようとしている今、このプロジェクトを振り返るのにふさわしい時期が来たと私は感じます。
タニア・ラベサンドラタナ氏(以下、敬称略)は、この10ヶ月間、内発的動機づけというトピックに情熱と洞察力をもって取り組み、また、彼女自身が自己発見の旅に乗り出し、その旅の物語に私は毎週夢中でのめり込みました。
以下は、タニアさんのSubstack「Why Would Anyone」(英語)からの私の個人的なハイライトです。
1
「なぜ」やるかを明確にする
スタートアップ企業の創業者である私は、何かを作る理由(私の場合はAttuned)がとても重要であり、それを明確にすることを学びました。この「なぜ」やるかは自分自身だけでなく、チーム全体に真の意味合いをもたらすのです。私が学び続けているのは、このことを何かを始める前からはっきりと、何度も口にする必要があるということです。ですから、タニアが最初のニュースレターの冒頭で、「なぜ」を明確にし、情熱的に人間味のある表現で書いたとき、私は感動しました。私も起業したての頃、このようなことを明確にできていたらと思います。
2
高い山へ登る
ポスト2「なぜ、ロープなしで3,000フィートに登るのか」-私はこのプロジェクトに、大きな期待感を持っていました。刺激的なトピックであり、「やった! これはうまくいくぞ!」という思いがありました。それは、文章や内容の質だけでなく、テーマの選択も、ドキュメンタリー映画「フリーソロ」に関わったことと偶然にも一致していました。これは、私にとって感情的でエキサイティングなポストでした。
3
つながり
ポスト75のタイトルなぜ、誰しもが連絡を取り合うのでしょうかは、瞬時に私の心をとらえ、特にその一節に共感しました。それは「生産性ハック(生産性を高めるコツ)」についてです。テック系やスタートアップの世界では、生産性ハックは至る所にあります。そして、この生産性を向上させることに囚われ過ぎるのが私も本当に良いものなのか、深く疑っているのです。
タニアは友人関係を維持するための努力をしていないと罪悪感を感じると書いています。私は自分の経験や世界観、トリッキーなテーマへの思いが書き手に重なったとき、それは特別な瞬間で、共感したのです。
この記事はとても思慮深く、洞察に満ちたよくできたものでした。そして、タニアは、私が長い間、個人的に多くの罪悪感を抱きながら格闘していたテーマについて、私を助けてくれました。
特に、「いまいちなおもてなし」についての考え方は、とても共感できるものでした。オリバー・バークマン氏が書いた次のことをタニアはシェアしています。
「いまいちなおもてなしとは、楽しい会話であり、持っていないものでなく持っているもので簡単な食事を提供することに飢えていることです。いまいちなおもてなしとは、家や芝生が与える印象よりも、質の高い会話に興味があることを意味します。友人と食事を共にするのは、素晴らしい時だけでは、人生を共にすることにはならないのです。」
友達にメッセージを送るのを先延ばしにするのではなく、「こんにちは!お元気ですか」をさっと送るというタニアのアイデアはとても正しいように思います。私も、そしておそらく多くの人も、自分に厳しくするのではなく、これを内面化して友情の練習の一部とするのがよいのではないでしょうか。
4
3は魔法の数字
忙しい毎日の中で、いくつかのニュースレターを購読するだけでも、「やらなければならないことがたくさんある」という圧倒されるような感覚に陥ることがよくあります。タニアが紹介してくれた「考えさせられた3つのこと」シリーズは、そんな気持ちを解消してくれる完璧なものでした。ちょっとした時間があるときに読みやすく、達成感もあるし、洞察も得られるのです。
ポスト58は、より健康的な方法で読書をするコツを教えてくれたので、特に気に入っています。私は、読み始めた本の一言一句を丁寧に読まなければならないと習慣づけられていました。もちろん、楽しめない本、退屈な本もあり、長い間、エネルギーを消費する闘いでした。このタニアのアドバイスによって、私はこの悩みを乗り越え、より精神的に健康な読書家になることができました。今では、何冊も並行して本を読み、好きな時に(数ページで)本を置き、長い間手に取らず、気が向いたら途中から読むようにしています。私の人生をより良いものにしてくれたタニアに感謝します。
5
周りの人を大切に
ポスト61「なぜ、子供を虐殺する事件が起きてしまうのか」は予想外でした。タニアがこの領域にニュースレターを持ち込むとは思いませんでした。でも、彼女がやってくれたことに感謝しています。
ウバルデのロブ小学校銃乱射事件で駆けつけた救急隊員のひとりが私の親友なんです。私はウバルデに行ったことがあるので、身近に感じられました。タニアさんの投稿があるまで、私はこれを悲劇として認識していました。つまり、どこかで、何かしなければという思いが絡み合っていたのです。このタニアの投稿は、私に明瞭さと深い洞察力を与えてくれました。米国を悩ませている銃乱射事件の議論に、より理性的で思慮深い枠組みを与えてくれたのです。ニュースレターは、私たちができること(英語)へのリンクで、タニアの特徴である人間性で締めくくられました。「私たちは今日、自分自身を、そして周りの人たちを大切にすることができます。」みんながそうすれば、きっと世界はもっと良くなるはずだと私は考えています。
6
温かいあいさつ
"Hello smart ones!", "Bonjour tout le monde!", "Bonjour bonjour" どれも瞬時に歓迎の意を表しているように感じます。私はかなり大人数の読者に向けてメールを書くことが多いのですが、タニアのメルマガを開いたときのあの温かいあいさつは、一緒にいて幸せだと感じさせてくれる、特別なものだと感じました。私はこれをもっと実践していかなければならないと思っています。
日本には「あいさつ」の看板がたくさんあります。日本に来たばかりのころは、「なんであんなに大きな看板を、あんなに目立つところに、あんなに頻繁に、こんな基本的で当たり前のことをするんだろう」と、バカにしていたものです。でも、年を重ねるごとに、シンプルな「あいさつ」の大切さを痛感するようになりました。タニアはこのことを改めて教えてくれ、私自身の更新やニュースレターに温もりとつながりを持たせるためのヒントを与えてくれたのです。
7
脚注のユニークさ
私は少しオタクかもしれませんが、タニアさんの脚注を熱心に読んでいます。そこには、優れていて、洞察に満ちた楽しい考え方が含まれています。編集があまりされていないため、言い回しが面白いこともよくあります。タニアが頻繁に使う脚注は、私にとって常に小さくて知的な喜びでした。私はそこにあるすべてのリンクをクリックし、(ほとんど)すべてのリンクを喜んで楽しく読みました。
というわけで、以上が私のお気に入りです。人によって違うと思いますが、興味深いものばかりだったのではないでしょうか。
もし、あなたがまだWhy Would Anyone(英語)の虜になっていないなら、ぜひ今日から購読してみてください。完全に無料で、あなたの人生をより良いものに変えてくれるかもしれません。
また、内発的動機づけを活かして、組織やチームのモチベーションやエンゲージメントを高めたいと考えている方はこちらから10分で結果の出るAttunedの無料トライアルをご登録ください!