新卒採用の欠点 ー 企業の文化と価値観

Attunedを用いて適性度を確認

「32.2% 大卒離職率 」

2017/9/23の日経の記事である。

筆者は就職活動中だった。3年以内の離職率が32%、これは新卒が自分に合う、つまり自分と合う会社を見つけられていないことを示している。なぜだろうか?

一つの答えは「自分の客観的分析が不十分だから」というものだ。

就活をしながらも色々な学生がいた。「俺は3年で転職して将来的に起業する」「安定が欲しいからエネルギー系で就職する」「私は『イノベーション』を起こすことが自分のミッションだと腹落ちしているから、その軸から選んだ」「マーケティングがやりたいからこの会社に選んだんだ」

このように、紹介した学生たちの志望動機は様々である。就職活動に正解はないと思う。ただ、よく練られた志望動機を持っている学生は少ない。人生設計をするにしてもノウハウを知らず、前提となる自己分析も20年という経験の少なさに限界がある。

つまり、離職率の原因の一つに、「自分の客観的分析が適切にできていないが故に、自分に合う会社を選択できていない」と言うことが挙げられるのだ。

自分の客観的分析

1、就職エージェントに行って、アドバイザーに自身の過去の経験を話して自分の選択の志向性の共通項を探る。

2、友達や家族に自分はどのような人間かを聞く。

新卒の採用

新卒の採用

これらは非常に不確実性が高い。第一に、自己分析に熱心な学生がそもそも少ないからである。売り手市場であればあるほど「とりあえず受かる会社」を求めることが多い傾向にある。

第二に、就職エージェントの質に左右されることも挙げられる。就職エージェントも慣れてはいるが、平均60分と言う非常に限られた時間の中で目の前の学生という個人の深いところまで見抜くことが出来る可能性は限りなく0に近い。時間の面で考えると、友達や家族はいい選択肢だ。だが実際に就活生は決まって口にする「どこまで客観的なのか?」

これらのことによって、今学生が持つ選択肢では多くの時間をかけるものの、結果に反映されにくい。

 
 

「適性診断」ツール

では、流行りのAIに学生の自己分析を任せてみよう。巷には多くの分析ツールがある。多くは「適性診断」と呼ばれるものだ。学生の仕事における思考パターンを顕在化することで採用のミスマッチを低く留めようとするものだ。

ちなみに私の性格の特徴は、「やや内向的」「やや安定的」「かなり親和性がある」「やや大胆」「かなり柔軟」、、、であった。合っているところが多く驚いたことを覚えている。ある企業では性格診断を提出したところ選考が終了したので激しく落ち込んだ事もあった。

さてこの様に性格を言語化することでミスマッチを避けるツールが性格診断ツールであろう。

しかし私は診断結果を見て思った。私の「就活の軸」にはどう関係あるのだ、と。モチベーション高く働く<自分に合った>職場はどう見つけるのだ、と。

結局自分がどういう性格なのかはわかるが、物事を判断する基準とその優先順位は見えない。これが出てくるなら、就活生としても就活の軸をすぐに見つけることができるだろう。大体の真面目に人生を考え、就活をしている学生はこれに多くの時間を使う。私だったらそういう実質的な診断をして欲しかった。

新しい人事ツール

そこで弊社の人事ツール<Attuned>と出会った。

そこでは私がモチベーション高く働く上で、絶対に必要なのは「成長」「合理性」「競争性」「創造性」「利他性」だった。そこで私に適した職場は「個人の業績が重要視され、成功思考な人が多く、挑戦してリスクを負う事、また期待を上回る事が求められる職場」だった。

私が初対面の人に本音を話せない性格でもあるため(ほとんどの日本人がそうだと思うが)私を穏やかで安定志向なイメージで捉えたり、個人の業績が重視されるところは向かないよと私にアドバイスをくれた人もいた。

だがこの診断ツールでは10分で私の軸を言い当てた。すでにほとんど就職を終えていたので残念極まりなかったが、このツールがあれば学生側が求めているものを的確に伝えられるため企業・学生間のミスマッチが減るに違いない。と興奮したのを覚えている。

Attunedの特徴

 
Attunedのモチベーター

Attunedのモチベーター

さて、この製品の特徴とは何だろうか?

組織心理学者が監修した10分間の質問で、社員一人ひとりの『価値観』を言語化・数値化し、モチベーションを上げる要素『モチベーター』を顕在化出来るもの。

安全性・地位競争性・フィードバック・金銭面・合理性・利他性・社交性・成長・創造性・自立性・・など11の項目でそれぞれどの程度その個人にとって重要かが数値にて出る仕組みになっている。

 

自己分析をしていると横道に逸れることが多い「なぜ働くのか」「なぜ生きるか」などに飛ぶと迷宮入りだ。

それを避けながら自己分析を客観的にかつ短時間で出来るこのツールには人事の新しいイノベーションが見込めるのではないだろうか?

Attunedを用いれば、企業文化を見える化し、新卒の採用の際に適正度を確認できる。従来は性格診断とインタビューだけだったが、<企業>の文化や価値観に合っているのかでふるいにかけることが出来るのだ。

<やや内向的><やや安定的>など仕事での行動パターンだけでなく、内的動機や本質的モチベーターをAttunedを用いて採用時に知っておくことが重要だ。特に経験のない新卒のマッチングの成功率を上げること、また採用基準を見える化することにおいて言える。

従来の方法で人の本質を見抜き、長く・自走する人材を得続けることは出来るのだろうか?

ぜひ新卒の未来の責任を担う人事の方には見てもらいたいプロダクトだ。

Attunedでは、30日間の無料トライアルを実施しています。興味のある方はぜひやってみてください!
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