リモートワーク環境下で部下のモチベーションを維持する方法

結果がすぐに出る!

コロナウイルスの影響でリモートワークを開始された企業も増えていらっしゃると思います。

そして徐々にリモートワークにおける課題が浮き彫りになってきました。リモートワークでは、オフィスにいた時のような効率のよさ、同じ生産性を求めることは難しいと感じている方が多いかもしれません。

世界中で現在の状況は「ゲーム・チェンジ」だと言われています。この自粛期間をどう過ごすか、今までの常識だった働き方やビジネスモデルをどう変えていくかが、今後のビジネスを左右するのではないでしょうか。

私自身も異動初日からリモートワークで、マネージャーや同僚との初めての顔合わせ、また研修もオンラインで行われています。なかなかチャレンジングな初日を迎え、戸惑い、苦労していましたが、弊社の取った施策により、今はずいぶん働きやすいと感じています。

そこで、今回はリモートワークに関する弊社内のアンケート結果と採用した施策についてお伝えすることで、皆様の部署のご参考になれば幸いです。

下図は、弊社でリモートワークの課題に関するアンケート結果です。

 
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問題点①人との繋がりがなくなった(36%)

  • 孤独感がある

  • お互いに与える刺激が減ってつまらない

  • オフィス環境でのいい緊張感がなくなった、リモートだと緊張感にかける

  • 顧客・消費者情報の共有がしにくくなった

問題点②コミュニケーションが減った(27%)

  • 新人教育が難しい

  • 文面でのコミュニケーションで誤解が生まれる

  • 説明にかかる時間が増えた

  • 質問があった時にすぐ回答が得られない

  • 共同作業が難しくなった

 
 

問題点③タイムマネジメントが難しくなった(22%)

  • 残業が増えた

  • 生産性が落ちた

  • メリハリがつかない

上記のデータの通り、「人との繋がりがなくなった」ことは孤独感や人恋しさなど、「コミュニケーションが減った」ことはオフィスにいないことで業務が効率に行えなくなったことを示唆しています。オフィスワークをしていた時は当たり前にあったコミュニケーションこそが、モチベーションを下げる要因となってしまっていたということです。これらの結果を受け、弊社で採用を始めた施策をご紹介します。

バーチャルオフィス
Pragliではバーチャルオフィスを作ることができ、各部屋に入っている人たちがリアルタイムで会話したり、ビデオ会議をしたりすることができます。チームメンバーがいる部屋にログインして、必要な時だけミュートを解除して話し始めるといった使い方もできます。現在こちらのサービスは日本語版はないため、英語版を使っています。

Celebration Friday
毎週金曜日の夕方に部署全体で集まり、チームメンバー同士のその週でよかったことや、達成したことを共有する時間です。クイズ大会などのチームビルディング企画も同時に行なっています。

ランチルーム
グループをZoom上で作り、みんなが集まってオンラインでランチを取っています

Slackを利用した電話コミュニケーション
質問や必要事項の伝達などはコミュニケーションツールのSlackの電話機能を使って行なうことで、リアルタイムにコミュニケーションを取れるようにしています。

チームごとのオンラインイベント
部署によっては毎朝カジュアルミーティングを行って、お互いの状況を共有する時間を持っています。

ここまでは「コミュニケーション」が課題となっていることについてお伝えしましたが、それ以外にも自分自身で気付いていない、モチベーションを低下させる要素があります。

弊社では、自社サービスである「社員の働くモチベーションを見える化するAIサービス」の「Attuned」を活用し、部下それぞれのモチベーションに何が影響を与えるかを把握することで、モチベーションの維持・向上に努めています。例えば他人からの「フィードバック」がその人のモチベーションに与える影響度が高い場合は、他者からのフィードバックが減ることでモチベーションが下がります。そのような人の場合には、このリモートワークの期間、マネージャーは意識的にコミュニケーションを取り、フィードバックを行うことで、モチベーションを維持するよう努めます。

また、「安全性」がモチベーションに与える影響度が高い人は「自分の業務の責任範囲と具体的な実行方法が明確」であることを好みます。しかし、リモートワーク環境では、既存の環境やルールを適応できないだけでなく、指示を得るためのコミュニケーションが減るため、業務がなかなか進まなかったり、自分で考えすぎてオーバーフローになってしまいます。そのため、マネージャーはコミュニケーションを通じて業務の進捗度合いをチェックし、進んでいない場合は方向性や方法などを具体的にアドバイスし、モチベーションを維持するよう努めます。

個人のモチベーションを可視化することで、その人が向く環境と向かない環境が明確になります。マネージャーの皆様がそれらを把握して適切なコミュニケーションをとることが、部下のモチベーションを維持する第一歩になります。

私たちと一緒にチームのモチベーションをあげてみませんか。

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