3分で分かる『まんがでわかる 7つの習慣』まとめ ~人生を成功させるための心がけとは?~

こんにちは。Attunedでインターンをしている山本です。今回は『まんがでわかる 7つの習慣』(フランクリン・コヴィー・ジャパン監修 宝島社)という本を紹介します。

レビュー

『まんがでわかる 7つの習慣』(フランクリン・コヴィー・ジャパン監修 宝島社)では、人生で成功するための考え方が7つ紹介されています。バーテンダーを目指す主人公が様々な人と出会い、成長していくストーリーです。人として成長するためにはどうすれば良いのかが学べる一冊です。

漫画形式でわかりやすく、楽しみながらすんなり読めるので、普段あまり本を読まない人にもオススメです。人生で真の成功を掴むために、内面から変えていきたいと思う方はぜひ読んでみてください。

 
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著者

スティーブン・R・コヴィー

1952年、ユタ大学卒業。1957年ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得。 1976年、ブリガムヤング大学にて博士号取得。 ブリガムヤング大学で、学長補佐、および経営管理と組織行動学の教授を務める。 フランクリン・コヴィー社(本社アメリカ)の共同創設者であり副会長。 "The 7 Habits of Highly Effective People"日本語訳は『完訳 7つの習慣 -人格主義の回復』の著者として世界的に有名。

英国『エコノミスト』誌によれば、コヴィーは今、世界で最も大きな影響力を持つ経営コンサルタントとされている。また、キリスト信者向けの信仰書も執筆している。

2002年、『フォーブス』誌の「もっとも影響を与えたマネジメント部門の書籍」のトップ10にランクインし、『チーフ・エグゼクティブ・マガジン』誌では「20世紀にもっとも影響を与えた2大ビジネス書」のひとつに選ばれる。



7つの習慣を知る前に...

7つの習慣を知る前に知っておくべき考え方があります。それは、「インサイド・アウト」です。インサイド・アウトとは、物事の見方を変えて、自分自身を内側から変えていくことです。成功するために会話・交渉のテクニックを身につけようとする人は多いかと思います。しかし、表面的なテクニックを身に付けるだけでは、真の成功は手に入りません。真の成功を手に入れるためには、習慣によって人格を磨き、内側から変えていく必要があります。

 
 


人生を成功に導く習慣7つ

『まんがでわかる 7つの習慣』では、人生を成功させるための大切な習慣が7つ紹介されています。

  1.  主体的である

  2.  終わりを思い描くことから始める

  3.  最優先事項を優先する

  4.  WinWinを考える

  5.  まず理解に徹し、そして理解される

  6.  シナジーを作り出す

  7.  刃を研ぐ


この7つの習慣について、一つずつ解説していきます。

1.  主体的である

「ささいな行動でも、感情的な反応に身を委ねたり、受け身で行動するのではなく、自分で振る舞いを選択する意識だ」(『まんがでわかる 7つの習慣』p 27)


本書では、主体的に行動しなければ、いつまでたっても自分らしい人生を送ることはできない、と書かれています。


主体的でない人とはどんな人か?

  • 指示したことしかしない

  • 意見を求めても消極的

  • 状況に流されて行動している

  • 自分の力が発揮できないのは環境や状況のせいだと思っている

これは、本書の登場人物が主体的でないと指摘されたポイントです。
当てはまる項目はありましたか?当てはまる人は多いのではないでしょうか。

主体的な人になるには?

主体的な人になるためには、与えられた環境の中で、どんな些細なことでも、受け身ではなく自分で選択する意識を持ち、その選択に責任を持つことが必要だと述べられています。

何事にも受け身になり、周りに流されていては、いつまで経っても自分らしい人生を送ることはできません。

 
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2. 終わりを思い描くことから始める

努力を積み重ねても、ゴールを意識していなければ、間違った方向に進むだけだ。「何のために行動するのか」を自覚し、ブレない生き方をするために、自分が大切にする原則を定義しよう。(『まんがでわかる 7つの習慣』p49)

これは、7つの習慣の中で、私が一番大切だと思う習慣です。

あなたの人生のゴールはなんですか?
「将来、どんな人になっていたいか」と人生の目的を見出すことで、その目的に向かって着実に進むことができます。そして、自分の行動や言動にブレがなくなります。

しかし、人生の目的を考えることは難しく、人によっては数ヶ月かかることもあるそうです。じっくり自分と向き合って、自分の人生のゴールはなんなのか、見つけましょう。

 
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3. 最優先事項を優先する

忙しさに身を委ねていると、その場は充実するかもしれないが、人生を振り返って「あれもしたかった」「これもしたかった」と後悔が残る。もっと「緊急ではないが重要なこと」に時間を使おう。(『まんがでわかる 7つの習慣』p71)

時間を気にしすぎていませんか?時間通りに物事を進めることも大切ですが、何事も「時間がきたから終了」と時間に囚われすぎていると成長を妨げることもあります。


人間活動の4つの領域(下図)には

第一領域:緊急で重要なこと

第二領域:緊急でないが重要なこと

第三領域:緊急だが重要なこと

第四領域:緊急でも重要でもないこと

の4つがあります。

人間が成長するには、第二領域の「緊急でないが重要なこと」を増やす必要があります。第二領域には、人間関係づくりや仕事・勉強の準備や勉強、健康維持や自己啓発などが挙げられます。これらをすることで、人間が成長するために役立つ活動や将来第一領域に入ってくる事柄への準備をすることができます。第二領域を増やすには第三・四領域を減らすことが良いです。

人間活動の4つの領域(『まんがでわかる 7つの習慣』p89)

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4. WinWinを考える

ここからは、人間関係を含めた公的成功に必要な習慣となる。あなたは”交渉”には、勝者と敗者が付きものと考えていないだろうか。自分の利益を主張するばかりでは、周囲の信頼を得られない。(『まんがでわかる 7つの習慣』p93)


上司が楽をするために部下に仕事を押し付けたり、下請け企業に無理な取引をしたり、相手に好かれるために自分が損をしたりしていませんか?これでは、Win-Winの関係を築けていません。Win-Winの関係を築き、双方がメリットを得るには、Win-Winを支える5つの柱を充実させることが必要です。この5つの柱とは、「人格」「関係」「合意」「システム」「プロセス」です。


Win-Winを支える5つの柱(『まんがでわかる 7つの習慣』p113)

 
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5. まず理解に徹し、そして理解される

「聞く力」を軽視している人は多い。だが、本当の信頼を得て自分の影響力を発揮するには、まず相手の話を深く聞く必要がある。「自分の答え」に急がず、「相手の答え」に耳を傾けてみよう。(『まんがでわかる 7つの習慣』p115)

相手を理解するためには、聞く力はとても重要です。聞く力があると、WIn-Winの関係を築くことができます。しかし、聞く練習をしたり訓練をしたりした経験のある人は少ないと思います。話の聞き方には、段階があります。レベル4の「感情移入して聞く」ことができるようになると、WIn-Winの関係を築くことができます。

会話の段階(『まんがでわかる 7つの習慣』p131)

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6. シナジーを作り出す

人と組んで何かをしようというときは、どうしても共通点ばかりに目が行きがちだ。だが、相違点をぶつけ合うからこそ、互いの良さを活かし合い、シナジー効果で大きな効果を得ることができる。

(『まんがでわかる 7つの習慣』p135)

シナジーとは、複数のものを合わせて個々の和より大きな成果を得ることです。シナジーを作り出すには、相手との違いを尊重することが重要です。自分と違う意見には否定的になりがちですが、自分との違いを理解し受け入れることで、新たな第三の案を得ることがあります。

 
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7. 刃を研ぐ

第1~6の習慣でより大きな成果を出すために、日々、自分を鍛え、”切れ味”を高めていこう。素材としての自分を高めることで、それぞれの習慣で得られる実りも自然と大きくなっていく。(『まんがでわかる 7つの習慣』p155)

この「刃を研ぐ」という習慣では、①肉体 ②精神 ③知性 ④社会・情緒をバランス良く磨いていく必要があります。この4つを鍛え、自分の価値を高めることで、人の支えになり、自分の価値に気づくことができます。

自分自身を磨く(刃を研ぐ)ための活動例(『まんがでわかる 7つの習慣』p171)

自分自身を磨く.png

最後に...

今回は、『まんがでわかる 7つの習慣』で紹介されていた、人生を成功させるために覚えておくべき7つの習慣を解説しました。

『7つの習慣』で紹介されている、物事に対する考え方を変えて、行動に移す、という習慣を身につけている人と、そうでない人では、同じ環境にいる人でも人生の豊さや得られるものは大きく変わってくると思います。人生を成功させるためには、表面的なスキルアップだけではなく、第1〜6の習慣を身につけた上で、第7の習慣でスキルアップをすることが人生を成功させる一番の近道です。7つの習慣を身につけて、人生をより良いものにしていきましょう。


Attunedはこの他にも、モチベーションに関わる本・研究のまとめを紹介しています。

興味のある方はぜひ読んでみてください。

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