職場でのより良いコミュニケーションの秘訣 〜同僚のモチベーションを把握することの大切さとは?〜

 
 

新しく一緒に仕事をするようになった人との、効果的なコミュニケーションの取り方がわからないと感じたことはありませんか?

その人は新入社員かもしれませんし、電子メールのやり取りでしか知らない同僚かもしれません。あるいは、あなた自身が新しい部署で見知らぬ20人に会い、その組織文化に適応しようとしている新人かもしれません。しかし、自己紹介、アイスブレイク、チームビルディング、気軽なランチなどを経ても、依然としてお互いに誤解したり、意思疎通が上手くいかなかったり、あるいは摩擦さえ起こったりして、悩ましい適応期間が続くことがよくあるのではないでしょうか?

さて、その話はいったん置いておいて、おばあちゃんが大好きな料理を再現しようと台所に立っているところを想像してみてください(急に話が変わりましたがこのまま読み進めてください!)

もちろん味は覚えているし、おばあちゃんがそれを作っているところを見たこともあるかもしれませんが、なんと、彼女はレシピを書き残していなかったとしましょう。インターネットで似たような料理のレシピを見るのもいいのですが、材料はすべて揃ったとしても、配合や 作り方を一回で完璧にするのは不可能に近いのです。では、どうすれば良いでしょう?何度も何度も試行錯誤を繰り返すしかないですよね。

おばあちゃんがレシピをメモしてくれていたらな...。

同僚にもレシピがない

おばあちゃんの得意料理と同じように、同僚にもレシピはありません。そして、インターネットで見つかるレシピが多様であるのと同様に、同僚もみんなそれぞれ違うのです。

採用面で社内サポートをしている私にとって、私の仕事は、「サポートする人々にとって何が重要か」、「彼らはどのようにコミュニケーションをとるか」、そして「私はどのようにコミュニケーションをとるのがベストか」、といった正しい「レシピ」を見つけ出すことに尽きるのです。チームメイトの中には、たとえそれが進捗が生まれていないことを報告するためだけのものであっても、たくさんコミュニケーションすることを好む人がいます。一方、「進展がありません」ことをSlackで報告すると困惑し、何か変化があるまで待ってから議論する方が満足できる人もいるのです。

少なくとも、長年一緒に仕事をしてきた人たちとはそんな感じです。しかし、実は1年ほど前から私の仕事の範囲が変わり、新しい分野を学ばなければならなくなりました。 

そのような新しい仕事は、たとえ私の調子が良くても依然として大変であるため、私自身の成長(Feedbackが生きがいです!)にも、相手の理解や満足度向上にも、相手との明確なコミュニケーションが欠かせません。

それに加えて、新しい同僚がたくさんできました。2つのチームで7人、これまで一緒に仕事をしたことがない人たちです。これまで長い時間をかけて完成させてきたレシピ、つまり一人ひとりの同僚とのコミュニケーションスタイルを、もう一度作り直さなければならないのです。

しかし、同僚にレシピカードはありませんが、幸いにも私の会社では、同僚はAttuned モチベーターレポートを持っています。

コミュニケーションの問題を乗り越えるために

何が人を動機付けるのかを理解することは、その人が仕事において何を重視するのか、そして他人の努力をどのように評価するのかに結びつきます。例えば、あなたが「競争」によって動機づけられているのであれば、他の人と競争することを楽しむでしょう。しかし、競争的な状況に興味がない同僚を、他の何かによって動機づけられているのではなく、無関心や怠慢だと誤解するかもしれません。これは、「対人モチベーション・ギャップ」または「ブラインドスポット」と呼ばれ、しばしばミスコミュニケーションや不必要な摩擦の原因となることがあるのです。

さて、私の話に戻りましょう。私は新しい仕事の分野で、新しい同僚一人ひとりの「レシピ」を書こうとして、あちこちで失敗していました。その中で、特に波長を合わせるのに苦労した人がいました。仲はいいのですが、数回しか話したことがないので、彼女のことをほとんど知りませんでした(逆に彼女も私のことをほとんど知りません)。その上、悪い知らせを毎週のように伝えなければなりませんでした。なかなか成果が出ず、彼女に「無視されている」と感じて欲しくなかったのですが、彼女にどうアプローチすればいいのか悩んでいました。基本的に私は、この特殊な市場を開拓するための大変な仕事を始める前に、共通の話題を探していたのです。

そこで私は、彼女のモチベーターレポートを詳しく見て、メモを取ることにしました。

モチベーションの違いを認識する

まず最初に気づいたのは、「イノベーション」に対する私たちのニーズが対照的であるということです。「イノベーション」は、私にとっては重要なモチベーターではありませんが、同僚にとっては「必要なもの」なのです。言い換えれば、私は新しいやり方を探すことにあまり興味がなく、有効性が実証済みの方法に頼ることを好みますが、彼女はその逆なのです。

この「対人関係におけるモチベーションの差」によって、私たちは異なる方向から物事に取り組んでいるのだろうと気づいたとき、私は同僚と斬新な戦略についてブレインストーミングをしてみようと思い立ちました。そうすれば、この難しい市場にどうアプローチすべきか、新しい可能性が見えてくるかもしれませんし、彼女の仕事のやり方とも一致すると思ったのです。


共通点を見つける

もうひとつ、私たちのレポートを比較して気づいたことは、二人とも「社交性」によって強く動機付けられているということでした。これは、私の計画を実行するためのアイデアを与えてくれました - 彼女をランチに誘ったのです!仕事の話をするためではなく、ただ一緒に時を過ごしてお互いを知るためです。しかし、これは彼女が喜ぶ方法で、しかも、(これまでほとんど交流する機会がなかったため)おそらく欠けていたであろう方法でアプローチする良い方法だと考えました。 

というわけで、ランチに行きました。(実は違う国にいるので、ビデオでリモートランチをしました!) 

ビデオ通話をしながらランチを食べる中で、おすすめのレストランを紹介したり、家族の話をしたり、お互いのことを知りました。やがて話題は自然に仕事のことに移り、私は彼女から素晴らしいフィードバックをもらい、私がもっと革新的に仕事をする方法について2人でおしゃべりをしました。

その翌週には、これまで見られなかった成果が出てきました。大きな飛躍ではありませんが、成果が出ない期間が長く続いたので、ほっとしましたね。

市場は毎週変化し、私たちの戦略も変わります。しかし彼女が、難しい仕事に対して新しいアイデアを生み出すために私と一緒に時間を過ごすことを嫌がらず、さらには感謝する人であると知ることができてとても良かったです。また、平日でも気軽に相談できるようになり、話すときの気まずさや誤解が少なくなりました - それに、今では気兼ねなくランチに誘えます!


成功のためのレシピ

Attunedをすでに使っている方(マネージャーではない方)は、自分のモチベーターレポートしか読めていないかもしれませんし、それでも全てのモチベーターをすぐに覚えられるわけではありません。しかし、同僚のモチベーション、仕事とコミュニケーションのスタイル(そして重要なのは、それらが自分自身とどう違うか)を理解するために参考にできるものがあれば、どれほど役に立つか、いくら強調してもしきれません。最近リリースされたAttunedの「マイモチベーターページ」を使えば、これ以上ないほど簡単にそれらを理解することができます。

もしあなたが、どうしても理解できない同僚や、職場の新人、いつも一緒に仕事をしているのになかなか意気投合しない他部署のチームなどを理解しようとしているなら、試行錯誤を捨てて、彼らのモチベーターレポートをチェックすることをお勧めします。

-きっと、これは円滑なコミュニケーションのための「レシピ」を作るのに必要な材料になるはずです。

それでは、Bon appetit!



Taylor Wiles

Community Specialist

Intrinsic Motivator Report

Taylor WilesComment