米国「From Day One」カンファレンス・出展レポート
最近ようやく多くの対面イベントが復活し、Attunedの海外チームがArtists for Humanity EpiCenterで開催された「From Day One」というライブ・カンファレンスに参加しました!
今回はAttuned海外チームのマットがカンファレンスの様子をレポートしてくれました。
このイベントは、Attunedがスポンサーを務めたもので、テーマは『企業の価値観が変化する中、コミュニティを再発見する』でした。
このカンファレンスには、ヒューマン・センタード(=人を中心とした考え方)のリーダーたちが集まり、「雇用主はどうすれば労働者との堅い信頼関係のあるコミュニティを構築できるか」を探求したセッションで溢れかえっていました。
カンファレンスの冒頭では、Welch’s社のチーフピープルオフィサーであるクリスティーン・キナハン氏が登場し、154年の歴史を持つWelch’s社の協同組合が、状況や環境が変化する中で、エンゲージメントと帰属意識の文化をどのように育て続けているかについて話しました。
その日の午前中には、Coursera社のCEO兼共同設立者であるジェフ・マッジョンカルダ氏が、長期的な成功に必要なスキル開発を育成するアジャイル人材戦略を実施するために、AIを活用する最高学習責任者がいかに重要な役割を果たすかについて語りました。
また、Greenhouse社のダイバーシティ、エクイティ、アライシップの推進チーム代表であるジェイミー・アダシ氏と、Cartaのダイバーシティ、エクイティの推進チームであるミタ・マリック氏の対話も興味深いものでした。2人の対談では、従業員の帰属意識を高めるために人事がやるべきことについて話し合われていました。特に人事に関する有識者の活用や、従業員リソースグループ(ERG)とアフィニティグループの活性化など、インクルーシブな組織文化の構築に役立つさまざまな戦略が取り上げられていました。
午後には、「レコグニション(=従業員の活躍を認め、称賛し合うこと)とエンゲージメントを通じた職場文化の構築」と題したパネルディスカッションに参加する機会を得ました。パネリストは、Iron Mountain社のグローバルカルチャー&エンゲージメントコミュニケーションの部門責任者であるジャクリーン・フィアラー氏、Wayfair社のグローバルタレントディベロップメント&パフォーマンス部門責任者であるアレクシス・フォン・クネス・ニュートン氏、武田薬品工業の製造・供給・品質部門HRビジネス・エクセレンス・グローバル責任者であるアミナ・ロバン氏、そしてGiftCard Partners社のCEO兼創設者であるデボラ・マーキン氏でした。このパネルディスカッションは、GBH NewsのMorning Edition社の共同ホストであるパリス・オールストン氏がモデレーションを担当しました。
パネルからの主な内容は次の通りです:
チームメンバーに報酬を与えるプログラムを持つことの重要性。プロセスが重要であり、現代のリーダーたちがいかに多忙であるかを考慮すると、報酬が忘れられたり軽視されたりしないように、制度の基盤を構築することが不可欠、という点で全員が同意しました。
同時に、企業文化が健全であれば、称賛は組織的に行われることもあります。ジャクリーン・フィアラー氏は、ある従業員に関する忘れ難いエピソードを披露しました。その従業員は、表彰に値する行動をとった同僚の家に、お礼のハガキを送ることを習慣にしているそうです。ジャクリーンは、この手紙が効果的である理由は、家族もその評価を目にすることができるため、ハガキは特に効果的だと指摘しました。しかし、このような個人の行動は、従業員の功績や活躍を認め合い、称賛し合う文化が一般的になっている文化ではより起こりやすいです。
私は(そして他の人たちも)、従業員の功績や活躍を認め合い、称賛し合うことは人間関係の構築にはとても重要であることを話しました。
また、マネージャーが健全な人間関係を築くことに投資すればするほど、彼らの称賛の文化はポジティブな結果につながることでしょう。
カンファレンスの最後には、Harvard Business Review社の編集長であるアディ・イグナティウス氏と、MIT Sloan School of Managementのオペレーションマネジメントグループで実務を担当するゼイネプ・トン教授との対談が行われ、盛況のうちに幕を閉じました。
トン教授は、彼女の最新の著書である「The Case for Good Jobs: How Great Companies Bring Dignity, Pay & Meaning to Everyone’s Work」のテーマについて話しました。彼女は最も生産的で競争力のある企業を構築するための最善の戦略は、現場の優れた仕事と堅実な事業運営の両方を作り上げることだ、と説得力のあるスピーチをしました。
総じて、このカンファレンスは、多くの洞察や意義ある人とつながりが得られる、エネルギーに満ちた一日でした。それだけでなく、多くの方々がAttunedのブースに立ち寄ってくださりました。内発的動機づけを活用して関与とパフォーマンスを向上させ、仕事をより意義あるものにする方法について知りたいと言ってくれた方もいて、嬉しかったです。実際、ブースに立ち寄った一人の方は、すぐに提供した無料アセスメントを受けてくれ、その場で一緒に結果を確認することができました。彼女が自身の最も深いモチベーションについて新しい発見し、それが彼女のキャリアとリーダーシップにどう影響するかを見て、彼女の目が輝いているのを見ることができました。